事業継続に必要な運転資金

そもそも運転資金とは何なのか?

一言で言うと、運転資金とは販売代金の入金と仕入れた商品の支払の時間差を埋めるのに必要なお金のことです。通常、企業を対象に行う商取引では掛売が一般的であり、商品が売れても代金が入って来るまでには1~2か月かかるのが普通です。また、取引金額が大きくなれば手形で支払われるケースが多くなり、その場合は手形を受け取っても、満期になり現金化できるまで更に3~6か月かかります。その間も事業を続ける為には商品は仕入れなければならず、その代金を支払わなければなりません。運転資金は売上債権+在庫-買入債務で算出する事ができます。必要な運転資金は業態や業種により差はありますが、おおよそ月商の3か月分の現金が必要とされています。

運転資金の負担を軽減する方法

運転資金は事業活動上、欠かせない資金ですが、工夫次第で負担を減らすことができます。運転資金は上述した計算式により求められますが、逆を言えば、運転資金や在庫を圧縮し、買入債務を増やせば良いのです。売掛金を少なくするには、販売先へ現金での支払い比率を高めてもらったり、手形のサイトを短くしてもらう等の交渉を行います。在庫は、製品それぞれの回転期間を分析し、不要な在庫を仕入れないことで、圧縮する事ができます。買入債務を増やすには、現金で支払っていたのを手形での支払に変更してもらう等の方法があります。在庫の圧縮以外は取引先への交渉が必要となり、難易度は高いですが、現金で購入してくれる場合の得値を設定したり、複数社から仕入れていたものを1社に纏めたりする事で交渉を優位に進める事が可能です。